2009年9月10日木曜日

耳から煙

編集やライターといった人種は、謎の物体エックスな感じの人が多くて挙動も不審ですが、こと情報を扱う上では、意外と緻密な作業をしています。
すなわち、掲載原稿に間違いがないか。校了前には目を皿のようにしてチェックします。いつもより多く回しておりますー! そんくらい目が皿なのです。

原稿をチェックするのは、編集&ライターだけではありません。出版社には「校閲さん」という人たちがいます。この人たちのチェックがまあ、ドえらいマニアックでして。誤字脱字は言うに及ばず。アルファベットの半角と全角が混ざっているから統一しろとか、この文字列は指定より写真に近すぎだと思うから確認しろとか、原稿が真っ赤になるほど赤ペンを入れてくださるのです。

それを見て、きっと普通の人は思うはずです。
「『Tokyo』でも『Tokyo』でも一緒やろ、ショーミな話が!」
心の中の横山やすし師匠が叫びます。

「おう! 甲信越イチの小姑はオドレか!」
逆ギレしたい気持ちになります。

けれど編集者というのは普段から、こうした校閲さんのハードプレーに慣らされていて、情報に対しては細かーく見ることが身についています。

ですから、この『Tokyo Subway Guide』についても、私は耳から煙を出しながら、細かーく情報を整理したつもりなのです。

(投稿・S)     

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